Single Take Session Ale シングルテイクセッションエール

音楽は女神である。世の中のさまざまなことにとって、そして、このビールにとっても…。ノーカット、編集なしの“シングルテイク”。ベルギー酵母で発酵させた、このセッションエールは、躍動感があり爽やかで、素晴らしくアロマティックだ。

The Label Speaks

ブライアンは長いこと、二―ル・ヤングのファンであり称賛者でもある。彼の「シングルテイク」スタイルのレコーディングから、加工していない本物でありのままのクオリティのサウンドが生まれるのだ。そして、このクオリティこそ、私たちがベアードビールで追及しているものなのだ。ラベルの絵は、1989年ニール・ヤングの“Rocking in the Free World.”のライブにインスパイアされたものだ。

Bryan’s Comment

私は、ビールを毎日飲むのが大好きだ。ホップからビールに分け与えられた素晴らしいアロマと風味を大いに楽しむのである。シングルテイク セッションエールは、アルコール度数がほどよく、ホップのキャラクターに満ちているから、毎日楽しむビールの、お気に入りのひとつである。

Bryan’s Brewing Notes

酵母は、ビールの中で変形力のある成分。ブルワ―は麦汁を醸造し(一定の温度のもと、水と挽いた穀物を混ぜて造った砂糖水)、酵母は、この麦汁を発酵させるのである(糖分を分解し二酸化炭素とアルコール、第 3 の味特有なフレーバーに変化させせる)。ビール酵母は、大きく 2 つのカテゴリーに分類される。それは、エール酵母(サッカロミケス・ケレウィシェ)とラガー酵母(サッカロミケス・パストリアヌス)。エール酵母界には、無数の株があり、ベルギー系のものは特徴のあるフレーバーを造り出す傾向にあり、フルーツとスパイスの刺激的な麗しい香りは個性に富んでいる。

ベアードビールを造るにあたって、私たちは酵母をビールからろ過しない製法を選択した。瓶や樽などの容器の中で二次発酵するよう、酵母を残したままにしたのである。その過程で密で細かい、自然な発泡性が生まれ、時間の経過とともに起きる酸化を防ぐ役割もあるのだ。

シングルテイク セッションエールは、フルーティーでスパイシーでコショウのような特徴を持つベルギー・ウィットビール系の酵母で発酵させた。一般的なベルギー・エールに比べ、低アルコールでホップの豊かな風味と香りのシングルテイクは、ベルギー酵母発酵エールの独特な世界の中にあって飲み飽きずに何杯でも飲める素晴らしいスタイルである。

Ingredients

水 クリーンな軟水 ( 地域の源泉水 )
麦芽 フロアモルテッド・ピルスナー、ライ、サワー、キャラメル
非麦芽 ローストバーレィ
糖類 国産氷砂糖
ホップ 生ホップ ( ペレット、抽出物は不使用 )- 各種

Spec

アルコール度数 4.5%
初期比重 11.0
最終比重 3.0
苦み (IBU) 16
色 (SRM) 6.0

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シングルテイク セッションエール

音楽は女神である。世の中のさまざまなことにとって、そして、このビールにとっても…。ノーカット、編集なしの“シングルテイク”。ベルギー酵母で発酵させた、このセッションエールは、躍動感があり爽やかで、素晴らしくアロマティックだ。

IPA人気全盛期の2013年に敢えてセッションエールを定番デビューさせるというベアードの挑戦でもありました。なぜ、敢えてセッションエールを?と思う方も多いかもしれません。実はベアードが2001年に帝国IPAを定番としてデビューさせた時、業界関係者からは「そんな個性的なビールは、日本人に受け入れられないよ」と嘲笑されていました。今では信じられない話です。しかし、アメリカのクラフトビール業界を先頭に、世界的にIPA人気が高まり、しかもエキストリームな超ホッピーなビールが人気を集めるようになりました。もちろんそれもいいのですが、そればっかりだと、舌が疲れてきませんか?その他のビールの味わいが楽しめなくなってしまいます。そこで、何杯でも1日中でも飲めるセッションエールを提供したいと考えました。もう一つの利点として、これはベルギーのウィット酵母を使用しているので、通年ベルギー酵母が管理できるようになり、季節限定でもベルギースタイルを造りやすくなりました。

ベアードビールはいうならばすべてシングルテイクです。定番でも全く同じ味ということはありません。毎回微妙に調整し、Bryanが最高だと思う味に近づけているのです。

そして、ラベルをいつものように栄子さんにお願いする時、その情熱を感じて欲しいと、ニール・ヤングのライブ映像を見てもらい、しかもこの部分!と切り取って見てもらった結果、この躍動感溢れるラベルが完成しました。ほとばしる汗まで感じとれるような素晴らしいラベルですよね。

ビールの名前は、いつもそのスタイルの背景にある歴史や物語を思い浮かべながら考えています。今回は「セッション」という言葉に注目しました。セッションとは音楽用語でもありますよね。皆さんもセッションしている姿を思い浮かべてください。ジャズやロックの情熱的で激しく熱い演奏が目に浮かぶでしょう。Bryanはアメリカのロックの王御所ニール・ヤングの大ファンです。ある時彼のライブ映像を見て、その情熱溢れるステージに感動し、そして、彼のレコーディングが「シングルテイク(一回録り)」だということを聞き、更にインスパイアされました。1回の録音に最善を尽くす。その姿勢はベアードのビール造りにおいても同様です。

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