BK WINES
2024.06.30
【インポーター情報】
ニュージーランド生まれのBrendon Keys / ブレンダン・キースは、アルティザンなクラフトワインの造り手が集まる、今、オーストラリアのみならず世界で一番ホットな産地、南オーストラリアのバスケットレンジで、その名声の一翼を担うに値する作品を産み出しています。
NZのギズボーンでワインメーカーとしての歩みを始めたブレンダンは、カリフォルニアに移り、オーパス・ワンの醸造ヘッドを務めていたポール・ホブスの元でスキルを磨きます。その後2004年にはポールに乞われアルゼンチンのヴィーニャ コボスの設立に参加しています。しかしポールを尊敬しながらもブレンダンは、JuraやAlsace, Burgundyのナチュラルでありながらモダンなスタイルのワインに傾倒していき、2007年、ついに自らの夢を果たすべく小さなワイナリーをアデレードヒルズの森の中に興しました。ブレンダンの目指すスタイルはナチュラルですが決して懐古的ではなく、アヴァンギャルドとさえ呼べるものです。野生酵母での醗酵や亜硫酸の最小限の使用(ペティアンはサンスフル)は当然のことですが、オフフレーバーはワインメーカーの矜持として許しません。したがって出来上がるワイン、例えばSkin& Bones Whiteなどは25日間のスキンコンタクトをしながらもオフフレーバーの欠片もない美しさに仕上がっています。2014年秋、ブレンダンはLe Grappin(Andrew Nielson)とブルゴーニュでコラボしたガメイを醸造しました(Les Deux Fous)。醸造に立ち会ったChanterivesの栗山さんは『ブレンダンのプロフェッショナルな仕事ぶりには学ぶところが大きいです。SO2を最小限に抑えても破綻の無い作りで、あの品質を保てるのですから凄いです。』と、彼のスキルを絶賛しています。
現在、彼は同じようにローテクな方法でワインを造っていますが、実験の結果、手法が洗練されたものもあります。日本でも人気を博すペットナット、サヴァニャンをベースにしたジュラへのオマージュ、そしてサヴァニャンをベースにしたベルモットの「ジン・ボーンズ」は、風味豊かで質感があり、複雑な構造を持つワインの多彩なラインナップを揃えています。ちなみに、日本への愛をボトルに詰めた「BKワインズ・ペティアン ナチュール Oishi|Petillant Naturel Oishi」を作るなど、日本が大好きな彼は毎年家族でスキーを楽しみに日本へやってきているのです。
BK Winesのブレンドン・キーズ(Brendon Keys)のキャッチフレーズと言えば、彼がDJでマッドなスケートボーダーであることを知らない人はいないでしょう。
しかし、彼の本質はオーストラリアの(彼はキウイNZランド生まれですが、バスケットレンジに住んでいます)最も進歩的、創造的なワインメーカーの1人なのです。アデレード・ヒルズの伝統的な品種をふんだんに使用し(サヴァニャンなどの品種も使用していますが)、様々なスタイリングで、ストラクチャーと深く神秘的なプロフィールを強調するものもあれば、飲みやすく明るい飲みやすさを強調するものもあるのです。ブレンドンは2014年のヤングガン・オブ・ワインのワインメーカーズ・チョイスを受賞しています。
シェフとしてキャリアをスタートさせたブレンドン・キーズは、当時のライフスタイルにそれほど魅力を感じていませんでしたが、レストランシーンでワインに興味を持つようになりました。その興味から、彼は母国ニュージーランドでブドウ栽培とワイン醸造の学位を取得し、その後、自分の居場所を見つけるために世界一周の旅に出ます。その旅は、オーストラリアのマクラーレン・ヴェイル、カリフォルニアのナパ・ヴァレー、そしてアルゼンチンにまで及びました。妻と共に永住の地を、自分たちが望むワインを造ることができる場所を求めていました。マクラーレン・ヴェイルで、アデレード・ヒルズのブドウの品質とバランスを目の当たりにしたブレンドン氏は、再びこの地を訪れました。二人がアデレードヒルズへ移住したのと同じ2007年、ブレンドンはBKワインをスタートさせました。他のメーカーとヴィンテージの仕事をしながら、暇を見つけてはピノ・ノワールの樽を2つ作っていました。その液体をキャッシュフローに変える必要性から、彼のイニシャルがラベルとブランドに移行したのでした。幸運なことに、ブレンドンはロンドンでワインを販売した経験があったので、それほど難しいことではありませんでしたが。